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PROCES


肖像画の制作過程




ゴールデンレトリーバーのBELLちゃんの肖像画の制作プロセスをご紹介します









今回はBELLちゃんのお誕生日プレゼントにするためのご注文です。
BELLママさんから送られてきた写真には細かいコメントが添えてあります。
(このときはプリント写真を送っていただきました)

ワンちゃんとオーナーさんの絆が感じられます。僕自身もとてもハッピーになれる瞬間です。


制作初日
「この表情を…」とご希望のあった写真をトリミングして作品の構図を決めます。
拡大コピーした写真をクリアーファイルに入れて、キャンバスの比率に合わせて枠を取ります。
今回のご注文のサイズはSM(サムホール・22.7×15.8cm).。
この後いよいよキャンバスに木炭で慎重に形をとってゆきます。



木炭によるデッサンがだいたい終了したところです。
この状態で一晩おきます。
本来ならばこの後すぐに油絵の具をつけてゆくのですが、しばらく目を離して時間を置いてから確認します。
客観的に見直すことで、より正確な形を探ります。

写真には無いのですが、BELLちゃんのトレードマークのリボンを描き入れます。


制作二日目〜
翌日、デッサンを確認してフィキサチーフ(定着液)で木炭を定着。
いよいよ油絵の具で描き始めます。

まず褐色系の絵の具で明暗を作ります。揮発性のテレピン油に樹脂を少量混ぜた油を使用します。樹脂を混ぜるのはこの後の絵の具の定着を良くするためです。
油絵と言ってもまだ水彩画のような絵の具の表情です。



コートの色や質感。被毛の流れに注意して絵の具を載せてゆきます。
画溶液は乾性油を加えます。(僕はリンシードオイルを使っています)
乾性油が固まることによって艶のある色調と堅牢な絵肌が得られます。
細部にはまだあまりこだわらず、同系色でどんどん絵の具を重ねます。
油絵独特の重厚なマチエール(絵肌)に近づきます。


時々KEVINが覗きに来ます。

「この子可愛いなぁ〜・・・」



制作3〜5日目
色味の幅を広げて微妙な変化を描き分けてゆきます。
細部は日本画用の面相筆を使って描き込みます。
被毛の一本一本や眼球や舌の光沢など。細部の描き込みは楽しい作業です。
絵の具が濁らないように乾かしてから描き重ねます。
焦らずに完成に近づけます。


今回は木地を生かした乳白色のシンプルな箱型の額縁に入れました。モダンで清潔感のある額装がBELLちゃんにお似合いでしょ?アルミのネームプレートをつけて完成です。
今回の製作は述べ5日間ほどでした。ネームプレートの制作と額装にさらに一日。
絵の具を乾かすために作業できない日もあります。一日3時間ほどの作業でご注文をいただいてから約10日後に発送できました。
何とかお誕生日に間に合いました。作品は慎重に梱包して宅急便でお送りしました。




後日メールで送っていただいたBELLちゃんのお誕生日の様子です。
たくさんのプレゼントに囲まれてBELLちゃんとても幸せそうです。
笑顔が肖像画と同じですね!



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